粒子状物質と微小粒子状物質
大気中の粒子状物質のうち、直径10マイクロメートル以下のものをPM10、その中でも2.5マイクロメートル以下のさらに小さなものをPM2.5、または微小粒子状物質と呼びます。粒子が小さいほど鼻やのどで取り除かれず、肺の奥まで入りやすいとされています。韓国の大気の予報は、良い、普通、悪い、非常に悪いの四段階で示され、二つの大きさの粒子を別々に表示します。どちらか一方が悪いだけでも、生活上の心得は同じ方向で考えれば十分です。この記事は一般的な生活習慣を扱うもので、医療情報の代わりにはなりません。段階ごとの基準濃度は変わることがあるので、公式の大気情報を確認してください。
外出前に予報を見る
空気の状態は、一日の中でも時間帯や天気によって大きく変わります。国や自治体の大気情報や天気アプリで、今日と明日の予報、そして現在の数値をあわせて確かめる習慣をつければ、一日の予定を前もって調整できます。現在の数値は、家から近い測定局のものを見ると正確です。予報が悪い以上なら、外出の時間と道順を考え直してみましょう。
- 今日・明日の予報と現在の数値をあわせて見る
- 近くの測定局の値で確認する
- 悪い日は必要な外出を中心に
- 車の多い大通りより路地や公園側の道順を選ぶ
マスクは表示と密着が要
空気が悪い日に外出するときは、微小な粒子を防ぐように作られたマスクを使うのが基本です。韓国では包装に保健用の表示と、粒子を防ぐ性能を示す表記がついています。表示のない布マスクやおしゃれ用のマスクは、この用途で作られた製品ではありません。どんなによいマスクでも顔との間にすき間があればそこから空気が入るので、鼻の部分を押さえて密着させ、使い捨てのものは繰り返し使わないのが原則です。ただし、性能の高いマスクほど息がしづらくなることがあります。呼吸器や心臓・血管の病気がある人、子ども、高齢者、妊娠中の人は、着けるかどうかと種類を医療者と相談し、着けている間に息苦しさやめまいを感じたらすぐに外して休みましょう。
運動は強さと場所を変える
運動中は呼吸が深く速くなるため、同じ時間でも吸い込む空気の量が増えます。空気が悪い日は、ランニングや自転車のように息が上がる屋外の運動を減らし、室内の運動に切り替えるか強さを下げる方がよいでしょう。どうしても外で行うなら、車の多い道路沿いを避け、数値が比較的よい時間帯を選んでください。運動中にせき、胸の圧迫感、いつもより強い息切れを感じたら、すぐにやめます。ウォーキングやランニングを安全に続ける方法は、スポーツ・運動テーマの記事もあわせて参考にしてください。
換気は短く、何度も
空気が悪いからと窓を一日中閉め切っていると、室内で生じた汚れた空気が逃げ場を失ってたまっていきます。人が呼吸で吐き出す二酸化炭素、料理で出る煙や粒子、生活用の化学製品から出る物質が代表的です。そのため、空気が悪い日でも短く何度も換気するよう勧める案内が一般的です。外の空気が比較的よい時間帯を選んで風が通り抜けるように窓を開け、時間はいつもより短めにしましょう。換気のすぐあとに、入ってきたほこりを濡れ雑巾でふき取ると効果的です。
室内で生じる粒子も多い
家の中の空気を悪くする原因は外からだけではありません。肉や魚を焼いたり油で揚げたりするときは、室内でもたくさんの粒子が生じます。料理中は換気扇を回し、できれば料理が終わってからもしばらく回したままにしましょう。掃除は、ほこりを舞い上げるほうき掛けより水ぶきの方がよく、掃除機をかけるときは窓を少し開けておくとよいでしょう。室内での喫煙やお香をたくことは、空気が悪い日ほど控えてください。
空気清浄機を使うとき
空気清浄機は、窓を閉めた状態で室内の空気をろ過する機器です。効果を得るには部屋の広さに合った製品を使い、壁や家具にぴったりつけず、空気がよく回る場所に置く必要があります。フィルターを時期どおりに替えないと性能が落ちるので、取扱説明書の交換周期を守ってください。空気清浄機は換気の代わりにはなりません。二酸化炭素のようにフィルターでは取り除けない物質があるため、清浄機を使っていても短い換気は別に行う必要があります。
帰宅後の習慣と健康上の注意
外から戻ったら、玄関の外で上着を軽くはたき、手と顔を洗う習慣がおすすめです。コンタクトレンズを使う人は、目がしみたり乾いたりするなら眼鏡に替えるのも一つの方法です。空気が悪い日に、せき、息切れ、胸の圧迫感、目の充血が続く場合や、ぜんそくなど持病の症状が強くなった場合は、我慢せずに受診してください。子ども、高齢者、妊娠中の人、呼吸器や心臓・血管の病気がある人は、同じ数値でも影響を受けやすいことがあるので、医療者の指示を優先しましょう。
- 玄関の外で上着をはたく
- 手と顔を洗う
- 目が気になるならレンズより眼鏡
- 症状が続けば受診する
🌍 検索エンジンでさらに調べる
ボタンを押すと、そのエンジンでこのキーワードを検索します